
業務用、家庭用と、FAXは沢山の人に使用されています。
現在は電話との複合機だけでなく、家庭用でもプリンターやコピー機との複合機が数万円台で購入できるようになったFAXですが、FAXの技術が生まれたのはかなり昔、100年以上も前にさかのぼります。電話や電送技術の発達にともない、画像伝送の要求も高まった結果、1843年、イギリスのアレクサンダー・ベインによって、FAXの原型が発明されました。その後、複数人の手によって現在のFAXに近いものに改良されていきます。
海外において、主に新聞記者の情報伝達手段として普及したFAXが、ついに日本にも持ち込まれたのは1924年の事です。ちなみに当時は「写真電送機」という呼び名が一般的でした。新聞社2社がコルン式と呼ばれる写真電送機を購入して何度か実験を行いましたが、機械の操作方法が複雑すぎて、実用化出来るような結果は得られなかったといいます。
欧州でコルン式と同じく試作され、操作がコルン式より簡単であるとされていたベラン式を別の新聞社が導入、欧州から技術者を招いての実験を試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。新聞社がこぞって写真電送機の導入を試みたのには理由がありました。1928年、京都で昭和天皇の即位式が一週間以上にわたって行われることが決定していたため、その報道を行うのが各新聞社の最大の課題だったためです。
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